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新UIでポーズがつけやすくなった!
嘘パース機能が満載された
デザインドール3.7.4をさっそく試用

 以前のエントリでも紹介したことのある、3D人体モデルビューワのデザインドールが12月15日にバージョンアップされていました。詳しい内容は以下のアナウンスをどうぞ。

デザインドール - 新機能の紹介(http://terawell.net/newfunction.php

 新機能・嘘パースに非常に心惹かれ、さっそくフリー版をダウンロードしてみましたが、新機能を含めて今回のバージョンアップはかなりすごいことになっています。

 撮りためた試合中継やアクション映画をスローモーションで流しながらデッサンに励んでるそこのアナタ!
 今日のエントリは、そんなあなたの為の作画資料にピッタリなYouTubeチャンネル、Endless Reference's channelの紹介です。

 お暑うございます。世界各国の美術館・博物館の収蔵品をインターネットで見ることができるサービスをGoogleが告知してからしばらく立っているのですが、みなさんご覧になりました?

 

Googleアートプロジェクト http://www.googleartproject.com/ja/

 

 各美術館を代表するコレクションが一点一点づつかなりの高解像度で閲覧可能な上、アーティスト名で縦断検索も可能、ストリートビュー形式で美術館のフロアの内覧もできるという充実振り! なんという無駄な行動力&資金力!

 あまり書籍にも取り上げられないマイナーな美術品でもこれなら簡単に見つけられるし、心ゆくまで細部をクローズアップできますよー。

 メニューは日本語対応済みですが、各美術品の詳細はさすがに英語のままでした。

「深夜、突発で内臓を描かねばならなくなった!」「明日の午前中のプレゼンにどうしても解剖図が必要!」
 しかし手元に資料はなく、この時間帯では書店も図書館も締まっている... そんな時に助けになるサイトがコレ!

 ...という意図で作られたサイトではないと思うんですが、勉学に励む学生さんでない絵師の方にもとっても、とてもいい資料サイトですよ!
 前回紹介したチームラボさんのサイトとはまた別の、より医学的なテイストが強い海外のサイトです。

BioDigital Human: Explore the Body in 3D!

 こちらのサイトでは、緻密な3Dモデルをブラウザだけで表示・閲覧することができます。登録・サインインの手間もなく、そのまますぐに見られるのも大変お手軽です。
 海外のサイトのため英語表記だけですがUIがシンプルで判りやすく、操作にあまり戸惑うことはありませんでした。

[2012/9/24追記] ひさしぶりに行ってみたら、サインイン必須に仕様変更されていました。トップページから登録を行うか、facebook・Google・Twitterいずれかのアカウントがあればそのままサインインできます。

 以下、使い方などをざっくばらんに解説。

デザインドール

 皆さん、待望の3D人体モデルソフトですよー! しかもフリーソフト!

 タイトルページでも「デッサン人形」と銘打っているように、人体デッサンに的を絞った3Dソフトです。
 無償版・有償版とあり、無償版は特に登録作業などもなくボタンを押すだけでDL可能。さっそく無償版をDLしてみました。

 機能について詳しくはサイトの解説・チュートリアルにある動画を見てもらったほうが早いので、以下は実際触ってみての所感など。

 このエントリは12年4月時点のものになります。12年末にバージョンアップされたデザインドールのレビューはこちらをどうぞ。

フリーの3D人体モデルビューワ・デザインドールがバージョンアップ、UI刷新・嘘パース機能を実装

 デッサンが旨くなりたいけど資料が見当たらないと嘆きながら、海外のR-18なサイトを徘徊するアナタの為に、はい、今回は膨大な数のモデル写真が収められた海外のサイトをご紹介。
 ただし有料。

 

3D.SK - Human photo references for 3d artists and game developers - http://www.3d.sk/site/index

 

 本来はゲーム関係の3Dデザイナーの参考資料の為のサイトらしく、一人のモデルさんに対していくつものアングルからの高解像度写真がおさめられています。

 有料のサービス(月額単位で課金)なので、ログインしないとサムネイルしか見られません。

 ...けど、プレビュー画像も結構大きいので、デッサン資料にはそれでも十分かもしれないですね。

 デッサン用動画を販売している吉田動画研究所のサイトのコーナーで、日本各地の観光地等の写真を収めたアニメレイアウトの素/マンガ背景の素写真シリーズが無料配布されています。詳細はサイトをご覧ください。

 シリーズごとに、それぞれ数百枚の写真がzipで圧縮されており、容量も100MB以上と大容量。HDDの空容量次第ではちょっと不安になるボリュームですね。ためしにダウンロードして解凍してみましたが、内容はjpgファイルだったので解凍後の容量もほとんど変わりませんでした。

 事前に内容が確認できればいいのですが、現時点ではzipでダウンロードして手元で内容を確認するしかないようです。ンマー、無料ですし。


 見ていて、アングルが重複している写真が多かったので「アレッ」と思ったのですが、これらの素材は1枚1枚撮影したのではなくて動画を静止画に変換したものとのこと。パッと見て、フォーカスもあってるし色も綺麗だし、動画の1コマだとは見わけられせんでした。連続で見るとパラパラ漫画風。

 サイトによると、撮影機材はCanon EOS 7DとPanasonic Lumix GH2。どちらも普通の量販店においてあるデジカメの動画撮影で、1920px/1280pxの高解像度の静止画が作れちゃうとは単純に驚きました。ヒエー。
 ...まあ、プロと同じ機材を揃えてもプロと同じように行かないのが素人なんですが、いったいどれぐらいの容量のメモリカードを使っているのか想像すると、やはりプロにしかできない余技なのかと。

Tudorsの家具は英国ギルド製

「The TUDORSの家具は我々が作りましたが何か?」

 洋画や歴史物のドラマで、やたら凝ってる家具や小道具が出てくると

「腕のいいスタッフがいるんだな」
「レンタル会社から借りてるのかな?」

 なんて安易に考えてたんですけど、まさか本職の職人さんが本当に作っていたとは...。

 

periodfurniture-carved.co.uk
http://www.periodfurniture-carved.co.uk/index.htm(音楽が流れます)

 

 ということで、こちらはやたらゴージャスな木彫が目を引くイギリスの木工職人ギルドが運営するサイト(...の1つ)
 中の人たちは、その名もCrown Guild of Master Woodcarvers。12世紀に成立し現在に至るまで、中世当時の家具を作る技術を連綿と引き継いでいる組織のようです。

Period Oak Furniture History

 全文英語ですけど、この家具の歴史をつづったコーナーが圧巻。まださらっと流し読みしただけですけど、結構な情報量。

 その他、天蓋付きベッドや木彫が施された家具など、どこの誰が買うんだという商品のラインナップがズラズラ並んでいますが、いやー、いい作画資料だ。

Flickrでコミック・ポーズ集を見つける

 Flickr巡礼の果てに、私はついに伝説のコミック向けポーズ集の存在に辿り着いたのであった...。

 なんだ探せばあるんじゃーん!
 デッサン資料にジョルジュ・ドン、トロカデロ・デ・モンテカルロや男版スワンレイクのカタログをずーっと持っている個人的にはすごい需要があるので、いきおいエントリに上げておきます。

Flickrでデッサン資料を探す
Flickrで背後注意なデッサン資料を探す

イギリスの報道写真アーカイブ

 DailyMailの報道写真アーカイブです。最近増えてきましたね。
 無料ではなく、あくまでコンテンツ販売用のサイトなのですが、ラインナップが豊富なのでサンプル写真を眺めているだけでも楽しいです。

 いくつかのジャンルに分類されてますが、ロイヤルファミリーと肩を並べてビートルズがあるあたり、さすが本家イギリス、といったところでしょうか。
 なかでも特にどきっとするのがファッション。60年代・70年代・80年代と10年スパンで整理されてるのが親切。

 

mailpictures http://www.mailpictures.co.uk/

Flickrで背後注意なデッサン資料を探す

 年間通して着実にヒット数を伸ばすこの手のエントリーですが、さて今回は前回のエントリーでは飽き足らないという方のために、デッサン力・妄想力強化に、背後注意系の資料を再びFlickrで探しました。
 さあ背後を確認して! 社外で、親兄弟のいない場所と時間帯にどうぞ!

海外の歴史的な写真アーカイブ

著作権者不明の写真コレクション「The Commons」、Flickrが新ページ

 08年1月の時点ではパイロットとありますが、口火を切った米国議会図書館に続きスミソニアン博物館もコンテンツ提供に名乗りを上げ、さらにジワジワと広がりを見せています。
 一昔前なら飛行機を乗り継いで現地にいくしか入手方法がなかったものが、有無を言わさずポンと出てきてしまうのがインターネットの恐ろしいところです。

 リンクは以下。

Flickrでデッサン資料を探す

 Web素材以外にも資料を探してMorgueFile.comなど国内外のサイトを巡回することが多いのですが、今年からはFlickr(フリッカー)を利用する機会が増えました。資料探しにデッサン練習にと重宝しています。

 Flickrとはなんぞやという話は、詳しい紹介サイト様があるのでそちらをご覧になっていただきまして──。

 サバンナのライオンからルイス・サリバンの歴史的建造物、はてはそらとぶ猫など、ありとあらゆるものを網羅するFlickr。
 今回はデッサン練習に使えそうな単語をブックマークしてみました。