高解像度画像で美術品を検索できる、Googleアートプロジェクト

 お暑うございます。世界各国の美術館・博物館の収蔵品をインターネットで見ることができるサービスをGoogleが告知してからしばらく立っているのですが、みなさんご覧になりました?

 

Googleアートプロジェクト http://www.googleartproject.com/ja/

 

 各美術館を代表するコレクションが一点一点づつかなりの高解像度で閲覧可能な上、アーティスト名で縦断検索も可能、ストリートビュー形式で美術館のフロアの内覧もできるという充実振り! なんという無駄な行動力&資金力!

 あまり書籍にも取り上げられないマイナーな美術品でもこれなら簡単に見つけられるし、心ゆくまで細部をクローズアップできますよー。

 メニューは日本語対応済みですが、各美術品の詳細はさすがに英語のままでした。

 さて、コレクションの美術館・博物館を見ると、世界各国の美術館がすべて網羅──しているわけではさすがにありません。収蔵品をインターネットで公開するのに賛同しかねるという組織も確実にあるでしょう。

 たとえば「ヨーロッパ某国の超有名国宝を撮影したい!」という話になりますと、先方の撮影許可が下りるまで数年待ちは当たり前、モノによって撮影料で家が建つとか建たないとかすさまじい世界らしいです。
 ということで、美術番組でよくリポーターが触らせてもらえるような「超貴重品」は大体レプリカらしいです。
 芸能人リポーターがビシッと白手袋を装着してる横で、学芸員さんが美術品を素手でガシッと掴んでるという絵面にずっと違和感があったんですけど、ああいうのはやっぱりレプリカなんでございますかねー。

「Google アート プロジェクト」、日本の国宝/重文など567点も対象に
http://japan.internet.com/webtech/20120409/9.html
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