Illustrator CS3以降 Photoshopで開いたブラシ・スウォッチに隙間ができるトラブルの原因

何故、Illustrator上では問題ないスウォッチをPhotoshopで開くとシマシマが入るのか

 CS3以降から、Illustrator側でブラシ・スウォッチを適用したオブジェクトを、コピペしてPhotoshopにもっていった場合、Illustrator上では確認されなかったつなぎ目が出てしまうことがたびたびあったのですが、このたびやっと理由に思い当たりました。

 原因は、Illustrator CS3以降から実装された[ピクセルグリッドに整合]機能です。

 Illustrator CC 2014およびPhotoshop CC 2014で確認してみたところ、ブラシ・スウォッチを適用したオブジェクトで[ピクセルグリッドに整合]をしてもダメで、ブラシ・スウォッチ登録の時点で、原型そのものに[ピクセルグリッドに整合]を適応にしていないと、Photoshop側ではスジ状のつなぎ目が出てしまいました。

 Illustrator側からのコピペ、Photoshop側でaiファイルを開いても同じでした。72dpiでもつなぎ目が出てしまうので、解像度の低い・高いは関係ないようです。

 最近は、IllustratorでWebサイトのデザインをするという記事も多く見かけるようになり、これまで以上に連携して使う機会が多くなっていると思うのですが、それだったら最初からスウォッチを作成する場合にピクセル基準に合わせた方がいいのかどうなのか、人によるんでしょうが、ちょっと悩ましいところです。

 昔のブラシの挙動が最近どうも変だなあと思ってたんですが、この記事より以前に公開しているブラシ・スウォッチは全滅みたいですね...。

Illustrator , Illustratorスウォッチ , Illustratorブラシ , Photoshop