今回は外接円を等分しつつ、それぞれが数珠つなぎのように接している内接円の描き方をまとめました。...簡単に言うとポンデリングの描き方です。
九曜紋や三つ巴など、家紋などに見られる独特の形状を描く際に役立つと思います。
まず、内接円の数だけ円を直線(ガイド)で分割します。
次に、円に外接する直線ABをひきます。点A点Bはそれぞれ先に引いたガイドの延長線上の点になります。さらに、直線ABの中間点Cと円の中心点Oを結ぶ直線OCに対して、直線ABは直角に交わります。作業しやすい・書きやすい位置にひくといいでしょう。
∠OBCの二等分線を引きます。この二等分線が直線OCに交わった点が内接円の中心点になります。
正しく書けていれば、外接円・隣接するガイドに1点づつ接した円が書けているはずです。[回転ツール]で必要な数だけ内接円をコピーしましょう。[回転ツール]は、ALTキー(Windows)を押しながらクリックした位置を中心点にすることができます。外接円の中心点を軸に内接円をコピーすれば完成です。
二等分線の引き方は以前のエントリでも紹介しましたが、Illustratorでは以上のように直線パスと回転ツールで簡単に引くことができます。
内接円の数がたとえいくつあっても、手法は変わりません。
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