12月下旬に読んだ本

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 さすがにこのシーズン忙しくて、まとまった時間も取れず、本らしい本はほとんど読めてないかほぼ読みかけという状態。
 特に歴史関係の本はちょっと目を離すと内容をゴッソリ忘れるので、常時スイッチバック、いつまで立っても読み進められません。南北朝やらヴァイキングやら読みたい本が溜まってくばっかりです。

 まあ、そんな感じで今年もダルダル終わろうとしております。皆様も良いお年をお迎えください。


[天涯の砦] 小川 一水

天涯の砦 (ハヤカワ文庫JA)

 宇宙ステーションでパニック物、というのっけから胃酸過多になりそうなシチュエーションを真っ向から取り扱ったハードSF。

 人災から生じた爆発事故により、無数のデブリと化した宇宙ステーション。漂流を始めたデブリの一部に取り残された人々に、宇宙空間ならではの困難がこれでもか! これでもかー! と襲ってきます。
 たとえ今後、民間宇宙船が実用化されてお手軽プライスで宇宙旅行ができるようになったとしても、宇宙になんか絶対行きたくなくなること請け合いです。

 閉鎖空間パニック物といえばもちろん群像劇も醍醐味。それぞれ癖のある登場人物たちの考え方や立場は時として噛み合わず、些細な齟齬や対立によって、ますます窮地に陥っていくこのジレンマがたまらないですね。面白かったけど読み終えて疲れました。

 話は逸れますがパニック物といえば、猫作家ギャリコのポセイドン・アドベンチャーがオリジンかとも思ったんですが、十五少年漂流記のほうがやっぱり原典かしら。小学生のころに児童向けのダイジェスト版を読んだ覚えがありますが、これも原本を今読むとかなり鳥肌ですね。

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