10月中旬に読んだ本
[先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!] 小林朋道
新聞広告で一度見かけて、タイトル買い。大学で動物行動研究学を教えている先生の手になる著書。内容は諸般の事情で出会うことになった動物にまつわるお話です。
ジャンルとしては、コンラート・ローレンツ博士のソロモンの指輪に連なるエンターテイメント兼ドキュメンタリー本といったところでしょうか。が、動物と逆に付き合いが長い人は読むと結構アイタタタな内容で。
個人的にさほど動物と蜜な付き合いはありませんが、学生から預かった子ヤモリを脱走させてしまうエピソードなどは、心胆寒からしめられました。
逃がしてはいけない小動物が逃げた! どこにいったのか判らない! でもこの部屋にいる! というか、いてほしい! そして始まる数時間・数日に及ぶ心理戦──。冷静に動物の性癖を見抜いてトラップをしかける先生の行動力を私も是非身に着けたいです。
[ナポレオン獅子の時代 12] 長谷川 哲也
ネルソン提督がエジプトはアレクサンドリア湾にキター! いやーん来ちゃったー!
歴史に名立たる海戦というだけあって、長谷川マジックもいつにない切れ味を発揮。
長谷川マジックにかかれば、青池保子の歴史漫画で、海外ドラマ・ホーンブロワーで、マスターアンドコマンダーで、あのロマンに満ち溢れた世界が一瞬で血の海。いやーヒドイ・ムゴイ・救いがない・ステキ。
で、大陸軍もついに少女漫画の牙城オスマン・トルコ文化圏に上陸ということで、少女漫画と同じ主題を青年漫画の文法で咀嚼すると、ここまで違ってしまうのかと惚れ惚れしますね。
さて表紙には見慣れないキャラが描かれてますが...
[伝統のデイテール―日本建築の詳細と技術の変遷] 伝統のディテール研究会
2008年改訂版です。10年単位で改訂を繰り返している、実に手堅い一冊。
蔀戸や軒先の組物など、社寺仏閣などに残る「名前のわからないアレ」なディティールを多数紹介。写真はモノクロのみですが、寸法入りの平面図を含めて豊富な図例が魅力的。
マニア的には手元にあるとホッとする一冊で、4400円ならまだ良心的なお値段といえましょう。ものによっては、○万とか平気で言われますもんね。



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