8月下旬に読んだ本

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 今月は漫画ばっかり読んでる気がします。

[敵は海賊・短編版] 神林長平

敵は海賊 短篇版 (ハヤカワ文庫 JA カ 3-40)

 狐と踊れに収録されていた元祖短編・敵は海賊以降、お目にかかる機会がほとんどなかった敵海シリーズの短編を集めた、シリーズ初の短編集。長編は(神林作品にしては)早いピッチで刊行されてますし、巻数も多いんですが、短編は逆に少ないんですね。

 今回、念願の初読になるのが、「わが名はジュティ、文句あるか」と「匋冥の神」。こちらは文庫書き下ろし。
 タイトルどおり主人公海賊課チームのライバルである匋冥が主役なんですが、よく考えるといつもこの人が主役のような気がしなくもないです。

[もののけ草紙 弐] 高橋葉介

もののけ草紙 (弐)

 ミステリマガジン連載の夢幻紳士シリーズのスピンオフの続巻です。夢幻魔魅也氏のエターナルチャンピオンっぷりに慣れきったファンとしては、主人公・手の目の成長にはかなり驚かされました。今巻では、すっかりスキが無くなったグラマラス・手の目姐御にかわり、押しかけ弟子・小兎(シャオツー)がコケティッシュな魅力を振りまいてます。

 さて、前日譚になる夢幻紳士シリーズは、アール・デコが席巻する昭和初期が舞台でしたが、「もののけ」は手の目の成長に合わせて戦中戦後に突入。夢幻魔魅也はあの世とこの世の境界に遊離するかのような存在でしたが、常にサバイバルを余儀なくされる手の目はあくまでこの世のもの、という印象です。

[将国のアルタイル 5] カトウ コトノ

将国のアルタイル 5 (シリウスコミックス)

 以前バルトラインとの緊張状態が続くトルキエ本国では、これまでトルキエ中枢の言いなりだった各地の有力氏族が支配する4将国が翻意を示し、一枚岩かと思われたトルキエ国内情勢にキナ臭さが漂ってまいりました。例によってあのオジサンが暗躍してるようです。ルイ大臣、ガンガン布石を打ってきてますねー。

 トルキエ周辺国の海外視察を終え、頼りになるお供二名を従えてトルキエ圏内に戻ってきたマフムート軍人(ベイ)。なかなか性根が座ってきましたが、今回もスルタンに顎を掴まれたり、毎回彼がいかにいたぶられるかが見所なのかも。

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