11月上旬に読んだ本
三連休は、試験勉強の反動で「ラノベを一杯読まないと勉強ができない」発作が発動。
そのほかに「剣客商売を読まないと(後略)」「ベルセルクと全巻制覇しないと(後略)」「FSSデザインズを読み込まないと(後略)」などの症例も多数。
[神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと白銀の虎] あざの 耕平
自らに頼むところが大きい人間が、ある日まぎれもない天才にあってしまった…。
才気煥発と自他認める主人公が、ねちねちと同業者に嫉妬を向けてる描写がグッド。主人公が心にモワモワドロドログチョグチョとした澱を抱え込んでるのがデフォの時代小説ばかり読んでると、ラノベのキャラクターの内省にちょっと物足りなさを感じるのもしばしばですが、ひさしぶりに屈折したキャラを堪能させていただきました。
ポリフォニカシリーズには珍しくズバリ音楽を主題にとりあげた作品で、孤高の老ヴァイオリニストの演奏は、アラウ(ピアニスト)かいやハイフェッツか、と想像しながら読み進めるのも楽しかったです。
[ダンタリアンの書架1] 三雲 岳斗
気がつくと、ブックハンター物、というか人外ロリがラノベの1ジャンルになりつつあるようで、いわずもがな某ネクロノミコンの亜種と考えるか、人外ヒロインは手塚治虫以降のお約束じゃないかと考えるべきか。
人外ロリとお供の青年という決まりきった主人公ペアながら、現実にありえない本・幻書が巻き起こす騒動という設定が勝っててしばらくネタはつきなさそう。
欲を言えばもうすこし主人公が魅力的だったらなあ、と思うのですが、主役はエピごとに登場する本や脇役たちと考えると、主人公はあくまで狂言回しという匙加減でちょうどいいのかも。
[書物迷宮] 赤城 毅
正統ブックハンター物の2巻目。前述のダンタリアンでは魔力をもつ本(ファンタジー)がお話の根幹を支えていますが、こちらは本にまつわる由来・来歴の秘密を紐解いていく、というのが各エピの主軸。いかにも見てきたかのようにエンターテイメントなウソをつく赤城節全開。素敵素敵、もっとやれー、でございます。
世界各国をまたにかけて、イベリア半島でも北京でも本があれば主人公がどこにでもいってしまうあたり、テイストは違うんですがルパン三世(TVシリーズ)を連想しました。
そして今巻から、ル・シャスール氏がサメのように笑うスキルを身につけました。ンマーなんてことでしょー。



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