10月上旬に読んだ本
[もののけ草紙 1] 高橋 葉介
夢幻紳士スピンオフ。幻想篇のヒロイン・手の目が主人公。一話完結で、手の目が行く先々で怪異にあいつつ、タフにサバイブしていくという内容。
おなじみの前口上、「あっしは〝手の目〟だ」「先見や千里眼で酒の席を取り持つ芸人だ」は健在。しかし成長後の手の目、なんというか若旦那に似てくるんですよねー。
もののけ草紙・ハヤカワ版夢幻紳士はおそらく1920~30年代を舞台にしているようですが、背景や書き込みでそうと判る、ミステリ黄金期および戦間期が舞台の漫画って結構レアなんじゃないかと。
[Swedish Folk Tales] John Bauer
20世紀初頭、児童書黎明期の頃に出版されたスウェーデンの童話集。よくぞ当時のカラーイラストが残ってるものです。海外ではベストセラーらしく、ガッチリした装丁に洋書の割には良心的な印刷品質に仕上がってます。一緒に買ったカイ・ニールセンのペーパーバックは正直イマイチで。
挿絵画家はその筋の人は知っているジョン・バウアー。日本では同時期の挿絵画家に隠れてさほどメジャーではないようですが、実際、挿絵画家としてのキャリアは短かったようです。
[ユーロマンガ 1] ニコラ・ド・クレシー カネパ、バルブッチ、その他
擬人化漫画のブラックサッドの続編が載ってるというので購入。ゥ面白い! んですが、雑誌連載ということで、微妙なところで終わってて一話完結になれた身としてはやや消化不良。
他にもタイトルだけは聞いたことのあるBDが掲載されててバリエーションのある誌面になってますが、まあ一般受けするのかといえば確実にすまい。1冊、2冊3冊と出て、しかし売れ行き不振につき、ある日出版社のサイトの片隅にひっそりと休刊のお知らせが載せられる… そんなシミュレーションを思わず想像してしまうような業の深さを感じさせる一冊です。大丈夫かなあ。
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