2009年12月アーカイブ

12月下旬に読んだ本

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 さすがにこのシーズン忙しくて、まとまった時間も取れず、本らしい本はほとんど読めてないかほぼ読みかけという状態。
 特に歴史関係の本はちょっと目を離すと内容をゴッソリ忘れるので、常時スイッチバック、いつまで立っても読み進められません。南北朝やらヴァイキングやら読みたい本が溜まってくばっかりです。

 まあ、そんな感じで今年もダルダル終わろうとしております。皆様も良いお年をお迎えください。


[天涯の砦] 小川 一水

天涯の砦 (ハヤカワ文庫JA)

 宇宙ステーションでパニック物、というのっけから胃酸過多になりそうなシチュエーションを真っ向から取り扱ったハードSF。

 人災から生じた爆発事故により、無数のデブリと化した宇宙ステーション。漂流を始めたデブリの一部に取り残された人々に、宇宙空間ならではの困難がこれでもか! これでもかー! と襲ってきます。
 たとえ今後、民間宇宙船が実用化されてお手軽プライスで宇宙旅行ができるようになったとしても、宇宙になんか絶対行きたくなくなること請け合いです。

 閉鎖空間パニック物といえばもちろん群像劇も醍醐味。それぞれ癖のある登場人物たちの考え方や立場は時として噛み合わず、些細な齟齬や対立によって、ますます窮地に陥っていくこのジレンマがたまらないですね。面白かったけど読み終えて疲れました。

 話は逸れますがパニック物といえば、猫作家ギャリコのポセイドン・アドベンチャーがオリジンかとも思ったんですが、十五少年漂流記のほうがやっぱり原典かしら。小学生のころに児童向けのダイジェスト版を読んだ覚えがありますが、これも原本を今読むとかなり鳥肌ですね。

めずらかなShadeチュートリアル

| shade, パース | コメント(0) | トラックバック(0)

 ゼロ年代前半のWEB専門誌・3D専門誌といえば、かならずなにがしかの形で掲載されていたShade関連記事。しかし無常にも時は流れ、その後ソフトの選択肢が多くなったおかげか、最近ではその姿を誌面・ネット上でもさっぱり見かけないようになりました。

 ということでわずか数年で生息数を減らし、今やUMA級の貴重なShadeチュートリアルをご紹介。ただしパース下絵の。

the TV show

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 日本製(もしかして日本で作ったものじゃないかもしれないけど一応)の自主制作アニメを当ブログで取り上げたのはこれが初めてですね。

 ここのところ海外アニメしか見てないので、絵がこれだけゴチャゴチャ動いてて同時にスピード感があるというのは、日本のアニメ文法独特のものなんだなと感じます。
 ジャパニメーションの影響を受けた海外作品を散見しますが、それと見比べても、日本のアニメってやっぱり独特のタッチなんですよね。

12月上旬に読んだ本

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 最近は寒いんで、家で本ばっかり読んでます。

[彷徨える艦隊〈4〉巡航戦艦ヴァリアント] ジャック キャンベル

彷徨える艦隊〈4〉巡航戦艦ヴァリアント (ハヤカワ文庫SF)

 100年に渡って戦争状態を続ける二大勢力、アライアンスとシンディック。
 シンディックの罠により敵陣深くおびき寄せられた満身創痍のアライアンス艦隊を率い、アライアンスの勢力下にまで導くことになったのが、100年間に及ぶ冷凍睡眠から目覚めたギアリー大佐。
 当初は100年分のカルチャーギャップに戸惑い、ギアリーを盲目的に英雄視する部下や敵対的な艦長たちとの軋轢、政治家の牽制球などに苦しみながらも、一枚岩とは言いがたいアライアンス艦隊を人望によってどうにか纏め上げ、各星系を転戦しながらシンディック勢力圏外へいよいよ近づいてまいりました。

 そんなギアリー大佐の毎日を要約すると、

 デシャーニ艦長以下ブリッジクルーの目が爛々と輝く対艦隊戦!
 物資補給もとい強奪!
 通りすがりのシンディック住民へのプロパガンタ(「アライアンスは正義の味方なんだよ」「逆らうとひどいからね」)!
 気の乗らない艦長会議!

 の大体4パターンで成り立っていて、ほぼブリッジと個室を往復するだけの日々。ただし唯一の聖域・個室も元恋人に乱入されたりして気の休まる時がありません。──と、ここまで読者側にもパターンが読めるようになると、ここはお約束通りハーレクイン展開は外せないでしょう。

 今回は、一時期ギアリーといい関係になった女性政治家ビクトリア・リオーネと、旗艦ドーントレス艦長ターニャ・デシャーニの間で火花が飛び散り始めて、艦内に立ち込めるあまりのギスギス加減に、ギアリーはこれまで放置してきた二人の女性と自分の気持ちに向き合わざるをえなくなります。

 今巻は読んでてお国柄なのか英語圏の海外ドラマっぽいなあ、というのが真っ先に浮かんだ感想。
 元カノ・今カノの間で葛藤する主人公というのは、やはり海外ドラマ中盤の定石展開ですし、今カノが若くて一般ウケするのに対して、元カノ(Ex-GirlFriend)は主人公の操縦方法を心得ていてキャリアがあって小憎らしくて... リオーネ副大統領閣下もずばりテンプレート通りの仕上がりのキャラでございます。

 リオーネはちょっと翻訳で損してるキャラなんですが(一人称が「ワタクシ」)、デシャーニにはない世慣れた振る舞いやエゲツなさ、政治家としてのキャリアをもって、ギアリーとは付かず離れずの距離をとりながら要所要所で存在感を発揮。艦隊の中で唯一軍人ではないという異色さも手伝って、なかなか魅力的なサイドキックであります。
 ただ翻訳家のあとがきによるとどうもリオーネは不人気らしく、まあこれまでギアリーを手助けしながら同時にイラッとさせるのがお仕事だったのでしょうがないような。

 えー、年末と言う季節柄、仕事に・プライベートに、フリー素材をもとめて海外サイトに日参しては湯水のようにEPSファイルをダウンロードしまくっている私に頭から冷水をかけるような、ショッキングなニュースが飛び込んでまいりました。イヤー、ヤメテー。

AdobeがFlash Playerのアップデートを予告、Illustratorには脆弱性発覚
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0912/04/news019.html
Adobe Illustratorに重大なゼロデイ脆弱性が発見される
http://japan.zdnet.com/sp/feature/07zeroday/story/0,3800083088,20404785,00.htm
アドビの「Illustrator」に脆弱性発覚――ハッカーに悪用されるおそれも
http://www.computerworld.jp/topics/vs/169389.html

 現時点では、まだアップデート等の対応はまだ行われてないようです。記事ではアップデータ公開時期に関して、結構希望的なことがかかれてますけど、…どうなるのかなあ。ああ心がすさむ。

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