2009年11月アーカイブ

11月中旬以降に読んだ本

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[シュトヘル 2] 伊藤 悠

シュトヘル 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

 シルクロードのしかも中央アジア! を舞台にした新シリーズ2巻目。
 漠然とイメージはされても漫画化されることも珍しい土地柄だったのが、乙嫁語りの舞台もそういえば中東寄りの中央アジアでした。流行なんですかね。
 シルクロードといえば馬やラクダが欠かせませんが、馬の書き分けが顔でできる作家さんなので安心。しかし、画面に馬が出てきたら即死にフラグ、なんて容赦ないんだ。

 伊藤悠オリジナル作品では面影丸、そしてその後日譚にあたる短編・黒白しか読んでないのですが、伊藤作品はいずれも苛烈で迷わない登場人物が多いように見受けられます。今巻から登場した行商人アルファルドもまた、そんな一人。
 シュトヘルを初め、その他の登場人物(敵味方を問わず)がどれも迷うことをしない人たちばかりの中では比較的人間臭さを感じられるキャラクターで、機微に聡い彼のとりなしでシュトヘルがユルール一行に加わり、宋への逃避行がはじまります。

 彼もまた何の縁も無いユルール一行に加わって宋へと旅立つのですが、危険な逃避行に加わるその動機がただひとつ、シュトヘル。
 行商人として暮らしていた彼がある日、シュトヘルという「生き物」に出会ったことで人生を狂わされてしまう。それまでの人生をかなぐり捨てて、もう無心でシュトヘルについていく。すべての行動は単にシュトヘルを間近で見ていたいが為です。

 シュトヘルを「物差しのない美しい生き物」と言い切る、アルファルドのその憧憬も純粋だけど同時に剣呑さをはらんだもので、ふとシートン動物記やジャック・ロンドンの小説を読んでいるような、懐かしい感覚を思い出しました。

Un tour de Manège

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 これも以前紹介した蛸のアニメ同様、フランスにある専門学校Gobelins animationの学生作品(via Drawn!

 YouTubeやGobelins(ゴブラン?)のサイトに行くと、作品が多数アップされていて高画質で見ることが出来ます。
 いずれも数分のショートフィルムで、内容によっては唐突感が否めないのもありますけど、それぞれ独自の世界観があって見惚れてしまいます。

 この作品も3Dなんですけど、まず3Dありきではなくて、3Dを使った上で表現したい着地点がちゃんとあるのがすごい。

 それにしても3Dで水彩画の風合いってどうやって出してるのか。ちゃんと水彩画やアナログ画も書けるから、こうした3D作品が作れるんでしょうね。日本のアニメやゲームだと、CG処理でとってつけたような水彩画タッチになっちゃって…いや、どう見てもそれ違うでしょ、みたいな作品ばかりでこれといったのがないのが残念。

 見て。とりあえず動画見て。

 前半がPainterモドキのブラシ機能。従来の指先ツールでは表現しえなかったカスレ感に、パレット上の絵の具の色が混ざるのがプレビューで確認できます。

 後半はAfter Effectsからインクルードされた新機能の紹介。審判のおじさんに無理やりYMCAを踊らせています。
 今回のパペットツールでの変形の方が、先日紹介したパース機能よりはもしかして使いやすい感じがしますね。判りやすいし。

 ここまで書いていて俄然心配になってきたんですけどえーっと、これ、本当にPhotoshop?
 「新機能がたくさんついて嬉しいネー」というより今はむしろAdobe様の変貌ップリが恐ろしいんですけど… 何があったんだ…

11月上旬に読んだ本

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[佐武と市捕物控 2] 石ノ森 章太郎

佐武と市捕物控 2 (ビッグコミックススペシャル)

 ここ何年かで読んだ漫画の中で、もっとも斬新さを感じられたのが実は30年以上前に描かれた漫画だった、というのにドキッとさせられます。

 斜めのコマワリや見開きなど現代の漫画と見まがうばかりですが、はじめてそれをやったのが手塚治虫ではない石ノ森章太郎で、「石森漫画は掟破りなところがあってそれが新鮮だった!」というのが当時の読者(母)のコメント。
 それが30年たってデファクトスタンダードにまで昇格。今出ている漫画表現で、大概のことは石ノ森章太郎にやりつくされたんじゃないか。

 読んでいてハッとしたのが台詞の処理の上手さ。
 基本中の基本といえばそうなんですが、ミステリ仕立てのため長台詞の応酬が多い佐武と市シリーズですが、非常に読みやすい。見開きページ全体でのレイアウトが整理されていて、よくできた広告ポスターのようにストレスなく読むことが出来ます。

 最近の漫画だと、楕円形定規そのままで描いたフキダシを用いるのが90年代からこっち定着してますが、そういう漫画に限って段々台詞を追うのが億劫になって、台詞を読み飛ばしたり、あるいは台詞だけを追っていることがままあります。読むのに集中力が必要になるんですよね。
 なるべくフキダシも絵も綺麗に整えたいんだろうな、と細部にこだわる心情は判るんですけど、全体でみるとそれが見やすいか、といえばいや見やすくないんだなと気づかされました。

Shade11が発表されてますよ

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 そういえば報告忘れてましたけど、去年の冬の試験でDD1種合格してましたイェアー。

 ということで今年の冬はフリーダムを満喫すべく、ベヨネッタ姐さんと戯れている間に世の中色々変わっていたようです。Shade11が来月リリースだそうですよ。

 11のマスコットはやっぱりフェロモンむんむん・タリーちゃんだろう、と見当を付けてサイトにいったのですが、見事にはずれました。まず一般受けしない実写系キャラを敢えてチョイスするあたり、さすがイーフロ! 予想の斜め上をいくぜ!
 もー、全然売る気ないなー。だがそこがいい。(慣れてきた)

 XMLキャラクターシートのアップデートのお知らせです。

 SW2.0ルールブックIII対応版XMLキャラクターシートの、デバッグおよびレイアウト変更を行いました。
 今回のアップデートでアルケミストワークスにも対応になりました。お知らせくださったupさん、ありがとうございました。

 その他、ダブルクロス3対応XMLキャラクターシートのデバッグも、皆々様のご協力を得て結構進んでおります。

 TRPGも最近はサッパリなのでラインナップは中々増えませんが、エラー等お知らせくだされば対応いたしますので、今後ともよろしくお願いします。

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