2009年9月アーカイブ

9月下旬に読んだ本

| 読書履歴 | コメント(0) | トラックバック(0)

[天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上・下〉] 小川 一水

天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)
天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)

 テリトリー内の書店に、ミストボーン最終巻の姿形が皆無。せっかくだからオレは平積みにされてるこの上下巻を選ぶぜ! ということで、はからずもこれが人生初小川作品になりました。

 墜落した植民船とか、ロストテクノロジー独占してる支配者層とか王道だよねー、とか思ってたら、それは読者を油断させるための罠でしたよ奥さん! 読み始めれば王道どころではない、怒涛の展開が待っております。ネットで余計な情報とか拾わないで読むのが吉ですよー。

 なにか迂闊なことを書くとすぐネタバレになっちゃうのが悩ましいので書けませんが、ここ最近のSF小説でみかけたアーキタイプは一通りぶち込まれているという豪華さ。全10巻予定の長編シリーズのプロローグにあたるエピソードのようですが、いやいや、このボリュームなら文句言わない。面白かったー。

 こてこてに盛り付けられたSF設定といい展開といい、もう読んでてスゲースゲー言いどおしで、今年はSF作品ではマイベストと思われた太陽の中の太陽と甲乙付けがたい、いや男女の機微はこっちのほうがエロエロしいです。

 公式サイトが消えてからは、なにかと入手困難な状態が続いているWarabiですが、スタンドアロン版のダウンロードが建築知識WEBから可能なようです。

 思えば、ホビーユースに限らず建築業界からもトゥーンレンダラーへの強い要望があるようです。この場合はトゥーン…というより、テクニカルイラストというべきでしょうか。SketchUpが大受けしたのも、タダ・操作性という以前に、線画で見せるビジュアルをポンと出して見せた、というのが大きい気がします。

 見目のいいレイトレーシングのパースもいいのですが、場合によって、線画のわかり易い作図のほうが求められるシチュエーションもあるかと思いますしね。

 だからこそShadeはメタバースなんかほっておいて、地道にトゥーン関係のデバッグをうわなにをする(以下略)

 本日、IE8にアップデートをしたところ、当ブログの壮絶なレイアウト崩壊を発見してしまいました。ウアチャー。

 これまでIE以外で閲覧されていた方には大変見苦しいものをお見せしました、スミマセン。
 調べたところIE7にはCSSにバグがあったとかで... 他ブラウザでのチェックを、サイト整理時にしか行ってなかったのがアダになりました。
 今度はHTML5に乗り換えもあるし、今後も混乱しそうです。

 年間通して着実にヒット数を伸ばすこの手のエントリーですが、さて今回は前回のエントリーでは飽き足らないという方のために、デッサン力・妄想力強化に、背後注意系の資料を再びFlickrで探しました。
 さあ背後を確認して! 社外で、親兄弟のいない場所と時間帯にどうぞ!

9月上旬に読んだ本

| 読書履歴 | コメント(0) | トラックバック(0)

[翼の帰る処〈2〉鏡の中の空〈下〉] 妹尾 ゆふ子

翼の帰る処〈2〉鏡の中の空〈下〉 (幻狼ファンタジアノベルス)

 近所の書店を行脚すること一週間、どこにいっても置いてないのでついに通販で手に入れました! こんなに待ち遠しかった新刊も数年ぶり。いやー、やっと読めました。

 さて前回、いきなり四大公家の黒狼公に叙せられてしまった元尚書官のヤエトさん。
 葉隠を地でいくフリをしながら、だんだん無自覚・男女かまわない全方位タラシの本性が明らかになってきた、そんな彼に降りかかるトラブルは、前・黒狼公からひきついだ領地とその因縁。
 その一方で、彼の着任と同時に火蓋が切っておろされた次期皇帝位をめぐる権力闘争もやむことをしらず、その渦中に否応無く巻き込まれてゆく、皇女とヤエトはあるべき自身の立ち位置を模索し始めます。

 ...こうして書き出してみると実にオーソドックスな展開なんですが、読んでいて展開が予測できない新鮮さを感じるのは、考えるにほとんどストーリー展開をヤエトの(ライブな)主観が占めているからだろう、と思い当たりました。

 文章は基本、現在進行形の三人称なのですが、ところどころでヤエトの内省(主にグチ)を織り交ぜつつ、ヤエト視点でお話が進むため、ヤエトがあずかり知らぬところで起こっている出来事、その他の登場人物の内面は一切描写されません。

 ヤエトと相対した彼・彼女の内心がこれこれこうだろう、というのが明らかになるのもヤエトの洞察力と台詞の応酬の結果であって、また事前にヤエトの察しがついていることであっても、台詞になるまで読者は知らされないことが往々にしてあるので、TVドラマのシナリオを読んでいるような雰囲気です。

 そのパターンが唯一崩れるのが、ヤエトのもつ過去視の恩寵が発動するシーン。そこではじめてCSIばりの犯行再現シーンならぬ第三者視点の過去形になり、過去視の恩寵の凄まじさが自然にクローズアップする仕組み。
 ...こういう効果とか考えてから書くんだなー、小説家ってすごいなー。

 ヤエトや皇女、何をやっても様になる華の騎士ルーギン、ジェイサルド、となかなか魅力的なキャラクターの多い翼シリーズですが、根っこのところでは、私この人の文章そのものが好きみたいです。

 ルールブック2をまだ買ってなかったり情報的にかなり弱いところがあるんですが、もしかして誰かが待っていたかもしれない・待っていないかもしれない、DX3rdのXMLキャラシートができました。

 DX2ndXMLキャラクターシート公開から2年の月日を越え、ソースコード的に若干生ぬるくパワーアップ! HP最大値とか財産ポイントとか、未記入の場合は勝手に自動計算するよ! うわあなんてスゴイの、そういう余計な機能をつけるからデバッグが煩雑になるのよハニー!

 さあ、あなたもレッツ・ダウンロード&デバッグ


更新履歴

10/04/07
基本侵蝕値を直接手入力した場合、反映されなかったエラーを修正しました。
09/10/04
戦闘移動の入力、および自動計算で全力移動が行動値×2になっているエラーを修正しました。
09/09/28
調達技能レベルが、常備化ポイント・財産ポイントに反映されないエラーを修正しました。

FEED

  • 購読する